野球解説者・金石昭人さんの今日の名言を振り返る

カープ

10月21日(水)
対阪神タイガース
0対2(今日の負けで今シーズンの優勝が完全に消滅)

解説が元広島東洋カープの金石昭人さんでした。
渋い声なので当初は川口さんかと思いましたが違いました。
久しぶりですね。

で、面白かったのは、8回表の藤浪投手が出てきたシーンでの解説。

「裏の裏は裏なんです。表にならない」

写真を撮りながら観ていたので、一瞬「はっ?」ってなりましたが、解説者の解説をすると・・・

160キロを投げる剛速球投手が出てくる⇒打者は速球を待つ⇒裏をかいて変化球を投げる⇒実は打者もそれを予想している⇒さらに裏をかいて速球を投げる⇒振り遅れる、という構図らしいです。

「だから、160キロ投げられる投手に変化球は要らないんです」

とも言い切ってましたね。
実際に、1人目の田中広輔はストレートを続けて見逃したあと、5球目のフォークを拾ってセンター前へ。
一方で、4人目の松山はド高めの釣り球に三球三振。全部ストレート。
振り遅れたわけじゃないけど、待っていた速球(クソボール)に思わず手が出たって感じでした。

なるほどな~と思いましたよ。
さすが解説者!!

さらに面白かった(?)のは、3人目の鈴木誠也。
4球全部変化球で、誠也も1度しか手を出さず。
打つ気がないかのごとく、ど真ん中のカットボールを見逃し三振でした。
素人目には変化球にタイミングが合わなくて見逃したようにも見えましたが、金石さんの解説は違いました。

「鈴木は160キロを待ってたんですよ。そこへ変化球ばかりだったから、寂しかったんじゃないですか」

ほー! (あ、一言一句そのまんまじゃないですよ、念のため)

実況の吉弘翔アナウンサー(広島ホームテレビ)も「私達もそういった勝負を楽しみにしていましたよね」って言っていました。
あれ? 言ったのは金石さんだったかな? まぁいいや。
確かに私らカープファンも「藤浪の力投を誠也がガツンと打ち返してスタンドへ!」っていう図を期待していましたから(*^^*)

でも、誠也ってチャンスで見逃しの三振が多い気がするんですよね。
今年は特に。
何か、野球に対するこだわりみたいなものがあるのかな~。
そういえば、前田智徳さんも昔は「ど真ん中に投げられたら腹が立つ」みたいなことを言っていましたよね。
日本を代表する打者同士、似たような心境にたどり着いているんでしょうか。

解説が続いて、

「藤浪はコレでいいんですよ」

とも言っていましたね。
長い間、チームに貢献できない投球が続いて苦しんでいたけど、リリーフに転向してからはきっちり役割を果たしています。
先日は日本プロ野球歴代3位となる162キロも記録しました。
いまは信頼回復に務めなければいけない時期。
結果最優先でイイんです、ってことですね。

いやいや、金石さんの解説、とても面白かったです。
今日は仕事の関係で終盤しか見られなかったのが残念でもったいなかったなぁ~。
次に期待します。

最後に蛇足ですが、こんな写真も載せておきましょう。

9月9日のヤクルト戦ですね。
同点で迎えた10回の裏、サヨナラのランナーを1塁に置いて打席が回ってきたのに、初球が死球。
ブチ切れてます( ゚д゚)ゴルア!

誠也って、デッドボールではあまり表情を表に出さないんですよね。
相手ピッチャーへの気配りもあるのかも知れませんが、わりと飄々として1塁へ向かいます。

が、この日は1塁ベース上でもブツブツ。
口の動きから「クソボケがぁ!」って言ってるように見えました。

やっぱり大事なシーンでは気合が入ってるんでしょう。
誠也の名誉挽回のため(?)紹介しておきますね。

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