観光 その2
また余談ですが、この日、アメリカに来て初めて夜の時間が空いたので、何人かでエンパイアステートビルに上がることにしました。昇りのエレベーターにたどり着くまで何時間かかるかわからないほどの観光客の列に並んでいると、セキュリティーチェックがありました。衝立で遮られていたので直前まで気づかず、慌ててカメラのフィルムをポケットに入れたまま金属探知機のゲートをくぐってしまいました。すると、警備していた警察官がいきなり私のポケットに手を突っ込んでフィルムを引っ張り出し、なにやらわめきました(もちろん英語なので何を言っているのかわかりません)。他にも、ベルトを外せだの上着を脱げだの命令し、カバンの中身を勝手に検査されました(日本の空港では必ず事前に「中身を拝見してもよろしいですか?」と聞きます)。パスポート入れをベストの下にたすき掛けしてぶら下げていたので、これも慌てて外しました。警察官は、慌てている私を横に押しのけ、アメリカ人の観光客を先に進ませました。外国からの観光客全員を犯罪者扱いするかのような態度に、他の人たちも憤慨していました。14ドルも支払ってチケットを買ったあとでしたが、昇るのをやめて外に出ました。翌日、民医連主催のオプションで自由の女神やグランド・ゼロに行く予定にしていたのですが、似たようなチェックが予想され、また同じような扱いを受けるのがいやなので、これもキャンセルしました。アメリカに来て一番不愉快な思いを、世界有数の観光スポットで体験できました。
頭に来すぎたので、ブロードウェイのど真ん中で日本食を食ってやりました。