新しい釣り糸を購入しようとして強度について悩んだことがないですか?
だって、「◯◯ポンドテスト」と「◯◯ポンドクラス」の2つの表記があるじゃないですか。
それぞれ意味があって分けてあるはずなのに、商品にはその説明が書かれていません。
悩みますよね。
調べてみました。
結論から書きます。
「◯◯ポンドテスト」は「◯◯ポンドまでは切れませんよ」という意味。
「◯◯ポンドクラス」は「◯◯ポンドで切れますよ」という意味。
同じ意味に見えますが、微妙に違います。
例えば、「50ポンドテスト」とあった場合、50ポンドの強度までは切れないことを保証しますが、それ以上でも切れない可能性も含みます。
言い方を変えると、60ポンドでも耐えられるかもしれないのです。
対して「50ポンドクラス」という場合は、50ポンド以上の負荷がかかると確実に切れます。
50ポンドクラスのラインを使って60ポンドの魚が釣れてはいけないのです。
釣り人としては、50ポンドまでと思っていたら60ポンドまで耐えてくれたほうが嬉しいですよね。
それが、50ポンドで「絶対切れます!」って断言されても・・・(^_^;)
なんでこんな、後ろ向きとも取れる表記をするのでしょうか?
それは、「ゲームフィッシングの公平性を担保するため」です。
私のような一般アングラーには縁遠い世界ですが、例えば国際基準に則ったトーナメントの場合、当然使う道具の公平性が求められますよね。
50ポンド以上の負荷でも切れないかもしれない「50ポンドテスト」のラインでは、公平性が証明できません。
50ポンド以上の負荷で確実に切れる「50ポンドクラス」のラインの使用が、ルール上求められることになるわけです。
また、トーナメント以外で大きな魚が釣れたときなども、「日本記録」とか「世界記録」とかの認定をしようと思ったら、同じように使う道具を公平にしないといけません。
例えば、『ジャパンゲームフィッシュ協会』という団体が国際基準に準拠したルールで釣魚の記録を管理していますが、そこのウェブサイトには「今月の新記録」というコーナーがあります。
そして「6キロクラスの強度のラインを使って2.75Kgのボラを釣りましたよ」などと掲載されています。
さらに陸っぱりでシーバスを釣る場合、「最大でも130ポンドクラスのラインを使用すること」などの規定があるようです。
間違えて「130ポンドテスト」のラインを使ってしまった場合は、どんなに大きなシーバスを釣り上げてもJGFAからは記録として認定してもらえないわけですね。
他の魚でも同様の規定があります。
と、ここまで書いたところで繰り返しになりますが、私のような一般アングラーにとってはどうでも良い話だと気づきました。
記録認定なんて、求めてないですからね。
(注:ちょっとだけ会員登録しても面白いかなと思いましたが、年会費15,000円はちょっと・・・)
一般アングラーからすると基準が2つある方がややこしいですよね。
どっちか一個にしてほしいです。
が、2つあるのが事実なので「そういうモノ」として覚えるしかないのでしょう。
面倒くさいですが(^_^;)
なぜ2つあるのかも調べていません。
分かったところで実利もないし。
ところで、この考察のきっかけとなったこちらのライン。
見えますか?
ネットで評判が良さそうだったので購入したんですが、強度の表記が「4lb.(Ave)」となっていますね。
Ave? Average??
平均4ポンド?
どゆこと(?_?)
平均ってことは、4ポンド以下でも切れることがあるってこと?
東レのウェブサイトを見ても、カタログを見ても、説明がありません。
どなたかご存じの方、教えて下さいな。
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