『蒼穹の昴』

第3巻に入っていよいよ歴史が動き出した。
面白くなりだした。
(大河ドラマも「第3部」突入らしい)

ページをめくる手も止まらなくなる。
んで、ふと思った。
自ら改革を断行する唯我独尊的実力断行型指導者のもとには、
無能で保守的な官吏が安穏と集まるが、
お人よし的多数決型(でもちょっと純情な)指導者のもとには、
ときに過激で後先考えない“火の球”が集まり文字通り燃えたぎる。

この小説の中でも、
あの“剛腕”西太后のもとには保身汲々の官吏ばかりなのに、
お坊っちゃま光緒帝には過激派が群がる。
残念なのは、今の日本の政治には前者(の小型)しか見あたらないというところか。

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